ゆずぽんのブログ(仮)

オタクになりきれない虚無な人間の思い出を綴ります

推しのピッチャーがESPADAと化した話

 どうも、こんにちは!

 

 今日は、ざっくり言うとこの間の野球見てて超興奮しましたって話です。

 

 2022シーズンも最終局面、2勝先取できなければ終わりのクライマックスシリーズ1stステージ、相手はシーズン2位の横浜DeNAベイスターズ

 

 まずは10/8の第1戦、2-0の二点リードで8回裏へ。

 普段9回を投げることの多かった岩崎選手が8回から登板します。その瞬間「ここに来て9回クローザーに湯浅が来る」と周りも察し始めました。

 

 個人的に湯浅は結構推してるところもあり、ついに9回の大役を任されると思うとめちゃくちゃ興奮してました。w

 

 ところが、8回2死1,2塁のピンチとなり、ここで一気に湯浅にスイッチ。短期決戦特有の早めの継投で意地でも攻撃をシャットアウトしたい場面。

 相手打者は4番の牧。1しかしここで空振り三振を奪いピンチを脱すると、そのまま回跨ぎで9回も締めてゲームセット。

 見事に初戦を勝利、湯浅がこの大事な一戦で「切り札」的な存在感を示してくれました。

 

 

 自分は…めちゃくちゃ感激してました、しかもこの時ちょうどミリシタ生配信で次イベのMV公開とかしてるタイミングで、同時視聴もしてたのに頭に入ってこないレベルでした←

 

 翌日の2戦目は敗戦。1勝1敗となり勝負の行方は翌日の第3戦へ。

 

 10/10、負ければ今シーズンが終了する第3戦。

 試合は3-2、一点リードで8回。

 ここで1戦目と同じ局面で再び「切り札」となった湯浅がマウンドへ。

 

 負ければ終わり、さらにリードも僅か一点と1戦目を遥かに超える緊張感…

 祈るように画面を見つめました。

 

 

 …ここも越えた!素晴らしい投球を続ける湯浅、残すはあと1イニング…

 

 しかし9回、DeNA打線の粘りで気付けばワンアウト満塁、2塁ランナーを返せば逆転サヨナラ負けとなる絶体絶命のピンチへ

 完全に流れはDeNA。内野陣、さらには矢野監督までもマウンドへ。しかし投手の交代は行わず。

 

 この最終局面で、阪神サイド全員が湯浅に全てを託しました。いや、湯浅と心中する決意をしたと言った方が正しいかもしれません。

 

 フォアボールも許されず立ち向かっていくしかない状況…

 決死のマウンドから放たれたその一球目、バッターが捉えた当たりはセカンドへ、そしてボールが4-2-3と渡る。この間僅かに5秒…

 

 

 勝った…!

 

 決死の一球が何かを起こした、少しでも打球が横に抜けていれば負けていた。

 紙一重の勝負だったものの、奇跡的な流れでピンチを超えたこと(これがビッグウェーブってやつやな、矢野先生)、そして湯浅が最後まで相手に立ち向かう信念を切らさなかったこと(これが戦う顔ってやつやな、立浪先生)、さすがにファンとして興奮が止まらない一幕になりました。

 

 この一年でどんどんチームの中核を担うようになり、最後の最後でついに試合の締めのポジション、チーム全員が試合の結末を託せるような投手に成長したこと、もう素晴らしすぎて泣いちゃいそうでした(泣いてた)

 

 

 ところで、タイトルになんかそれ野球と別やんって単語がありましたが()

 ちょうど2戦目の10/9が、ミリオンの方で♠︎のシーズンエアーの日でした。その♠︎の全体曲が「ESPADA」という曲なのですが、ESPADAを聴いてるとまさに今回の湯浅のようだと思ってしまったのです。

 ESPADAという名前は、スペードのエースから来ているという説がありますが、この曲で度々出てくる「切り札」というワードからも裏打ちされています。

 曲のニュアンス的には、めちゃくちゃざっくり言うと「俺が剣となって逆境を打ち破る!」みたいな感じだったかと思います(本当にざっくりやな)。

 

 先ほどの3戦目の場面、アウェーの球場かつ完全に相手の逆転ムードの中、臆することなく勝負にいったあの姿は被るものがありました。

 今年はさらに、開幕から中継ぎ陣が揃わず絶望的に負けを重ねていた中で、新戦力で立て直しを図り、それが中盤以降のチームの復調の鍵となりました。その筆頭に上がったのが湯浅。彼がいつしか試合の命運を背負う立場になっていました。

 チームの嫌な流れが続く中でも、また試合の中でいかなるピンチを迎えても、向かっていくその姿にESPADAの歌詞を重ねました。

 

「どんな逆境の最中でさえ

折れない信念を抱くなら

その命は剣になるんだ」

 

 まだまだ若い湯浅選手、来年以降も長くチームを引っ張ってくれる存在になることを期待してます。

 以上、今年のクライマックスシリーズ1stステージの思い出でした。

 

 (ちなみに、1stステージを勝ち上がった阪神は続くヤクルトとのファイナルステージで嘘のようにボロ負けしてました)